研究課題
若手研究(B)
本研究では、高脂肪食を摂取することで骨格筋の基質酸化能が向上すること、さらに、高脂肪食摂取を中断することで急速に適応反応が消失することを明らかにした。また、低糖質食の摂取は、腸管での糖吸収速度を低下させること、さらに運動後の筋グリコーゲン回復に悪影響を及ぼす可能性が明らかとなった。一方、肝グリコーゲンの回復速度を高めることも併せて明らかになった。脂質や糖質摂取量の調節による、運動パフォーマンス向上を目的とした栄養摂取方法の開発に有用な基礎的知見を得た。
運動生理学、スポーツ栄養学
摂取する栄養素によって骨格筋をはじめとする各組織がどのような応答を示すかを明らかになることで、脂質などの栄養摂取とスポーツパフォーマンスとの関係性を示すことができた。