本研究では,加速度・角速度・地磁気を計測可能なセンサを用いてヒトの運動を計測し,コンピュータグラフィックスにより視覚的に再現可能なシステムを構築し,運動指導に活用することを目的として行った. 研究結果として,加速度や角度だけでは把握しにくかった動作をコンピュータグラフィックスで確認できるため,より適切な指導ができうることが示唆された.一方で,環境によってはノイズの影響によってコンピュータグラフィックでは正確に動作を表現できないことも見受けられた.このため,ビデオカメラなどで撮影した映像と共に,補助的な情報源として活用することが有効であると考えられる.
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