研究課題
若手研究(B)
わが国では文部科学省が,「幼児期運動指針」で「様々な遊びを中心に毎日合計60分以上楽しく体を動かす」という目標を掲げているものの,具体的な推奨値が設定されていない.そこで本研究は、運動能力(質的、量的評価)、日常の身体活動量、生活習慣調査,生活行動記録との関連を明らかにし,「幼児期運動指針」への具体的な推奨値を作成するための基礎研究を行った。
応用健康科学
国際的な子どもの身体活動量のガイドラインでは,「1日に少なくとも60分以上の中高強度以上の身体活動」を推奨しており,多くの国々で採用されている.しかし,わが国において幼児の身体活動量については,具体的な推奨値が設定されていない.日本人の子どもの身体活動量は,諸外国とは異なる生活環境であることから,日本人の幼児の身体活動量と健康関連指標との関係を検討するためには,日本独自の調査と対策が必要であり(田中ら, 2015),日本人幼児の身体活動量の推奨値の作成は急務であると考える.