研究課題/領域番号 |
17K13223
|
研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
岡田 貴裕 佐賀大学, 医学部, 助教 (30584809)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 生活習慣病 / マクロファージ / 疾患マーカー |
研究実績の概要 |
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の病態は血液生化学検査による把握が難しく、早期発見に適したバイオマーカーの確立が望まれている。本研究課題は、肝臓の組織マクロファージであるKupffer細胞(KC)の炎症性変化とタンパク質のグリコシル化反応との相関を検討し、NASHの確定診断に有用なバイオマーカー糖鎖を探索・同定することを目的としている。 平成29年度は、NASHの病態進展に関連する液性因子(リポ多糖、TNF-α、IL-6など)がKCの炎症的性質とタンパク質のグリコシル化反応にもたらす影響について検討していく予定であったが、他の課題に取り組む必要が生じたために研究を開始できなかった。平成30年度より当初の研究計画に着手する予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
他の研究課題に取り組む必要が生じたため、平成29年度の計画を遂行できなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
平成30年度より研究計画を遂行する。当初の計画ではin vitro系を用いた検討から着手していく予定であったが、NASH誘発モデルマウスより単離したKCの糖鎖抗原の構造バリエーション解析を優先して行う。また、糖鎖抗原のプロファイリングにはレクチンアレイ解析を用いる予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
平成29年度中に研究を開始できなかったため、次年度への繰越しが生じた。
|