研究成果の概要 |
DNA損傷によるエピゲノム変化と老化誘導が可能なICE(Induced Changes in Epigenome)マウスでは3週間のDNA損傷誘導によって老化が加速され、筋力が低下する。網羅的遺伝子解析によってRPS28, RPS24などリボソーム遺伝子、ATP5k, Ndufa8, COX8などOXPHOS遺伝子、筋肉ミオシン遺伝子であるMyh7, Myh9遺伝子などが変化している。またこれらの遺伝子領域におけるH3K4me1やH4K20me1のヒストン修飾がICEマウス筋肉組織において変化しており、LSD1やSETD8といったエピゲノム因子の関与と筋組織機能制御の可能性が示されている。
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