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2020 年度 実績報告書

現代インドにおける文化産業の多層化ーボリウッド映画と地域語映画の相関関係を事例に

研究課題

研究課題/領域番号 17K13286
研究機関京都大学

研究代表者

飯田 玲子  京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特定助教 (10757587)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードインド映画 / 大衆芸能 / 地域語映画
研究実績の概要

最終年度である本年は、これまで得られたインド映画および大衆文化の諸アクターに関するデータ分析をおこなった。既存の大衆文化研究においては、大衆の鬱憤のはけ口としての「映画」という理解がなされてきた。一方、社会派映画を鑑賞するのはエリート層のみといった分析もなされ、その両者は個別の枠組みのなかで分析されてきた。本研究では、「ボリウッド映画」や「地域語映画」をそれぞれ個別独立のカテゴリーとし分析するのではなく、両者の相関関係に着目して、映画産業の多層化構造を動態的かつ通時的に分析おこなった。その成果を、単著および口頭発表の場で発表することで、議論の深化に努めた。一方で、コロナウィルスの世界的流行により、予定していた国際学会が中止となり、国際的に研究成果の発表をおこなうことができなかった。本研究課題は今年度で終了となるが、今後はオンライン学会なや国際誌への論文投稿をおこなうことで、インド映画研究の新たな方法論構築について、国際的にも議論を進めていく。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「デジタル化によるインドのコロナ対応」2020

    • 著者名/発表者名
      飯田玲子
    • 雑誌名

      東亜

      巻: 637 ページ: 64-65

  • [雑誌論文] 「印中の緊張関係と中国製品の不買運動」2020

    • 著者名/発表者名
      飯田玲子
    • 雑誌名

      『東亜』

      巻: 641 ページ: 66-67

  • [学会発表] 模倣によって生成されつづけるインド大衆芸能の現在2020

    • 著者名/発表者名
      飯田玲子
    • 学会等名
      京都人類学研究会
  • [学会発表] コロナと「私」の民族誌にむけて2020

    • 著者名/発表者名
      飯田玲子
    • 学会等名
      日本学術会議公開シンポジウム:コロナ時代におけるフィールドワーク教育をめぐって
  • [図書] インド・剥き出しの世界2020

    • 著者名/発表者名
      田中雅一・石井美保・山本達也
    • 総ページ数
      443
    • 出版者
      春風社

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公開日: 2021-12-27  

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