研究課題/領域番号 |
17K13297
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研究機関 | 滋賀県立琵琶湖博物館 |
研究代表者 |
大久保 実香 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 学芸員 (50636074)
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研究期間 (年度) |
2019-02-01 – 2023-03-31
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キーワード | 他出者 / 山村 / 村落 |
研究実績の概要 |
居住者数の減少が続く山村集落の今後を考える上で、他出者は、相続した家産を所有し、墓や寺など家の先祖にかかわり得るといった点で、外部者では果たしにくい役割を担うことができる重要な存在である。他出者による村へのかかわりは今後どのようになるのか、また、村での居住経験のない他出二世に代替わりした後も村へのかかわりは続くのか、見通しが立っているとは言えない。本研究では、村で育ち村に居住する居住者・村で育ち町に移住した他出者・町で育った他出二世の三世代が、それぞれ出身村と他出先の地域社会にどのようなかかわりを持ってきたかを明らかにする。これを通じて、村に住むこと、村にかかわること、村とのかかわりを断つこととはどのようなことであるかを、当事者の立場から理解し、彼らの今後の出身村とのかかわりを展望する。 本研究における重要な概念である家や村の継承、存続、消滅に関しては、農村社会学、農村計画学や関連領域などで近年活発に議論されている。2019年度は文献調査を行い、集落の継承、存続とは何かを検討することで、本研究の分析の視点を再考した。また、予備調査として、複数の集落で伝統行事の実施状況などに関する情報収集を行い、その担い手の在り方が様々であることが明らかになった。なお、2019年6月から長期にわたる研究中断期間(産前産後休暇・育児休業)をはさむことから、2019年度は文献調査を主として進め、本格的な現地調査は復帰後から開始することとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
産前・産後休暇および育児休業を取得したため。 2019年6月から長期にわたる研究中断期間(産前産後休暇・育児休業)をはさむことから、2019年度は文献調査を中心とし、本格的な調査は復帰後から開始することとした。
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今後の研究の推進方策 |
産前・産後休暇および育児休業を取得したため、研究期間を延長し、実施計画を修正、実施時期を約1年遅らせた。復帰後は、最新の研究動向および社会状況を踏まえて、必要に応じて実施計画を修正する。
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次年度使用額が生じた理由 |
産前・産後休暇および育児休業を取得したため。研究期間を延長し、実施計画を約1年遅らせることから、次年度の交付額を減額し、次年度の物品費や旅費等として使用する。
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