研究課題/領域番号 |
17K13302
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
志柿 浩一郎 東洋大学, 社会学部, 講師 (70734630)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 放送政策 / メディア史 / 非営利放送 / 教育放送番組史 / FCC / メディア女性史 |
研究実績の概要 |
実績の内容。社会情報学会の刊行する英文誌に、当該和文誌で2017年に掲載された論文を、英語翻訳論文として掲載することになった。また、その他学術書籍出版の準備を進めている。現在、出版社との企画を立ち上げようとしており、その話しあいを2021年度末から開始し、2022年度再度打ち合わせを実施した上で、研究成果を公開するために原稿を執筆を開始する。
ほか現在の研究に基づいて、研究の対象となっているFrieda Hennockに関する伝記をまとめる作業を開始した。これとは別に、これまで収集した史料をまとめ、別途成果を秋に実施される学会や研究会で公開していく計画でいる。同時に、書籍だけではなく論文や報告書としてまとめ、随時各学会誌などに公開していく予定である。加えて自身のwebページなどで積極的に歴史史料を可能な範囲で公開していく。
当該研究は最終段階で、積極的に研究の成果を公開していくことに集中する。可能であるならば、最終調査を米国現地で実施し、まとめる予定である。現地調査の実施が難しい状況であれば、これまで収集した史料に基づいて、明確にできる史実や歴史解釈を示し、それらは論文等で積極的に公開していく。最終年度の研究計画をコロナにより繰り返し延長している状況ではあるが、今年度に研究を終える目処をつけ、研究成果を公開することに集中するための準備が整のいつつある。微々たる成果ではあるが、研究を完了させるための準備が進んでいることは大きな成果である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍の影響が大きく、思うように研究成果を発表できる場にいけなかったことがある。
また、最終年度において足りない歴史資料について調査する予定だったが、それは断念せざるをえなかった。さらに補足現地調査も実施できていないことがあげられる。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度において足りない資料収集および補足研究調査を実施する予定でいたが、その予定を変更する。大幅な変更ではなく、補足研究調査を行わず、手元にあるデータに基づいて、可能な範囲で研究成果をまとめる。
研究成果の公開に重きをおき、研究を終える予定である。具体的には、現在コロナ禍も落ち着き始めていることから、感染状況に対応しつつ、様子をみながら各種学会での発表を精力的に行いたい。また、海外にいくことが今よりも容易になるのであれば、海外での学会や研究会等で積極的に研究成果を公開していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナにより昨年度も旅費を伴う研究調査を断念したため、その分の差額が生じている。本年度は、その差額分を研究成果の公開に使用する予定でいる。学会も物理的にも実施されることが再開されていることから、それらに旅費の計画分を使用する予定でいる。
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