本研究は、明治漢詩人阪口五峰の漢詩文集『五峰遺稿』から知られる五峰を中心とする人物関係に着目し、彼らに関連する資料の悉皆調査を目指している。本年度の研究予定は、下記のような調査旅行等であった。 (一)国立国会図書館調査:阪口五峰と日下部鳴鶴に関する「贈答詩」 (二)大久保湘南に関する資料の継続調査:阪口五峰と大久保湘南に関する「贈答詩」の調査 だが、調査予定先の相川郷土博物館は耐震改修および展示内容リニューアルのため、令和4年6月1日から令和6年3月31日(予定)まで休館中のため実施できなかった。さらに、2023年8月中旬以降、個人的な事情により、研究が出来なかった。その上、2024年元日の能登半島地震の被害を受け、本来の研究調査等が実施できなかった。
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