研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,会話における参与者の行為と,会話の場において変動する参与者同士の関係(局所的関係)との関連を明らかにすること,および局所的な関係と長期的な関係性(大域的関係)との関連を明らかにすること,の2点であった.大域的関係が行為に及ぼす影響については知見の蓄積があるが,局所的関係と行為の関連および局所的関係と大域的関係の関連については十分には研究されてきていない.そのため,実際になされた会話のデータを用いて,上記の2点の問題について研究を行なった.
語用論,会話分析
本研究はこれまで研究の蓄積のなかった会話における参与者の行為と,会話の場において変動する参与者同士の関係(局所的関係)との関連を明らかにした.またその際,実際に行われた会話データを使用したことで,現実の会話に即した実証的研究がなされた.