本研究は,英語スピーキングの自動評価に向けた評価付きデータの作成を目的としていた.初年度は既存研究の調査と評価指標の整理,途中年度で発話データの符号化環境を整備し,スコア付与とベクトル化の研究を行った.しかし,発話データの収集を行う段階となって,新型コロナの感染が拡大したため,発話の実データが収集できなかった.さらに生成AIの登場により,当初の研究目的の意義が大きく低下したため,それまでの評価指標の研究に基づき,生成AI時代の英語教育研究と対面教育の脳科学的研究に取り組むこととなった.英語教育における生成AIの活用や国際シンポジウムでの発表などで,本研究は一定の成果を挙げることができた.
|