本研究の主眼は,高等教育機関における英語学習プログラムを総合的に効率化することを目的として,教育という営為の中で自然発生する大量のデータを有効活用する手立てを提案することである。具体的に,本研究では,(a)授業時に行われるのテストの自動採点および自動分析システムの開発,(b)オンライン学習ログデータに対して数理モデルを適用し,成績の事前予測システムの開発,(c)学生の学習状況の数理モデル化に取り組んだ。また,実際に学生に対して提供されている英語学習プログラムに上記の3点を実装し,これらの有効性に関する評価を得た。
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