研究課題/領域番号 |
17K13500
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
吉川 りさ 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90782615)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | プロソディ / 語強勢 / 第二言語読解 / 読解力構成技能 / 眼球運動 / 横断的アプローチ / 縦断的アプローチ / 情意的要因 |
研究実績の概要 |
本研究は日本人英語学習者の英文黙読時における音韻処理の利用有無を調べ、その利用状況により異なり得る読解プロセスを探求することを目的としている。焦点に当てる音韻処理は、語単位の韻律情報としての語強勢・リズムの処理に設定し、横断的および縦断的に検討を行っている。これまでに横断的データの一部の分析結果の発表報告を終えているため、本年度は、縦断的データの分析継続とその成果公表を目指していたものの、昨年度からの新型コロナウイルス感染症の影響により、研究環境を整えることが難しく、研究活動に十分な時間を確保することが出来なかった。この状況の中で、今年度は、これまで完全に分析を終えていない音声データを焦点に分析を進めていた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年度に引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止措置をとる必要があり、研究の動向や研究発表を通した意見交換を目的として国外学会への参加を断念したため、本研究課題の進捗は遅れていると判断する。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間を延長し、社会情勢を確認しながら国外学会への参加を視野に入れつつ、文献調査とデータ分析を通して研究をまとめていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じた理由は、コロナ禍の影響により、海外渡航ができなくなったためである。翌年度に持ち越して、成果公表に伴う費用として使用する予定である。
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