研究実績の概要 |
2018年度は、当初の研究計画にのっとり、英文の自動採点および自動フィードバックの予備的な実験を行った。具体的には、日本人英語学習者の発話の自動評価を行うとともに、自動評価に効果的な特徴量(言語項目)のリストを複数用意し、個々のリストを用いた結果の比較を行った。なお、この研究は、その一部がAsia-Pacific Corpus Linguistics Conference (APCLC) 2018 (17-19th, September, Takamatsu City, Japan)において発表済みであり(Yuichiro Kobayashi, Yusuke Kondo & Mariko Abe, "Predicting EFL learners’ oral proficiency levels in monologue tasks")、2019年度以降も継続して発表していく予定である。また、これまでの英文の自動採点および自動フィードバックの代表的な研究・前衛的な研究に関する文献を網羅的にレビューした原稿を執筆し(小林雄一郎・石井雄隆「英語ライティング指導のための自動フィードバックシステムの開発に向けて」)、査読付きジャーナルへの掲載が決定している(2019年6月刊行予定)。
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