最終年度は研究結果に沿ってこれまでの研究結果の発信を主に実施した。コロナ禍のため、ネットワーク作りが難しく追加のデータ収集及び対面でのEnglish-medium instruction 担当教員に対するセミナーの実施は見送った。その代わり、様々な大学や研究会で研究結果を共有しEMI担当教員、言語教員、大学院生などを含め広く研究結果の発信に努めた。例えば6月にはIntegrating Content and Language Learning in Higher Education (ICLHE)におけるディスカッションで議長を務め、様々な大学から集まったEMI担当教員及び言語教員と学習者の意欲を維持・向上させるにはどうしたらよいか、より双方向的なEMIの教室文化を創るためにはどのような教育的アプローチが求められるのか等について議論を重ねた。また9月及び3月にはオンラインでの動機づけの研究会にて研究結果を共有し、今後の研究の方向性についてもフィードバックを得ることができた。さらに、Gonzaga Universityでゲストスピーカーとして講演し10月には主に外国語教育学の研究者と3月には大学院でTeaching English for Speakers of Other Languages(TESOL)を学んでいる学生と研究結果を共有し議論を重ねた。最後に3月に早稲田大学の大学院生向けセミナーで英語での研究に関するRound Table Discussionにゲストスピーカーとして招待され、英語で学び、研究し、それらの結果を発信することの意味等について他のパネルスピーカー及び大学院生と議論を重ねた。
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