研究課題/領域番号 |
17K13517
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研究機関 | 木更津工業高等専門学校 |
研究代表者 |
山本 長紀 木更津工業高等専門学校, 人文学系, 講師 (80738443)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 高専 / 語彙学習 |
研究実績の概要 |
本研究課題である「高専における語彙学習を促進するタスクベースカリキュラムの開発」を目的とし、平成29年度は「タスクの理論的枠組の提唱」を目標に文献研究や国内外の調査を行った。語彙学習に関しては、瀬川・山本・岩崎・荒木・小澤(2018)などの実証研究を行った。タスクの理論的枠組みに関しては、藤田(2017)や杉浦(2009)のように高専におけるニーズ分析を行う必要性を本研究に組み込むことを確認し、次年度実施するよう計画している。当初計画に加えて研究推進のための手法が増えたものの、本研究は概ね順調に進行している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成29年度は文献研究と調査を主とした研究計画を立てた。実践研究により高専における英語語彙学習状況の確認等を行うことができ、また文献研究によりニーズ分析によりタスク選定を行う必要性を明らかにし、次年度にその調査を行うよう計画している。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度はタスクベース語彙指導法の開発のため、指導案の試案を作成し、効果検証を行う計画となっている。しかし、平成29年度の研究によりニーズ分析の必要性があるため、指導案試案の作成の前に、ニーズ分析のための調査を行うよう計画を変更する。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成29年度の研究成果を公開することを目的として、2018年3月24日から27日に開かれたAmerican Association for Applied Linguistics 2018 Conference in Chicagoにて成果報告を行うために予算を確保していたが、Proceedingの審査に不合格となった。その渡航費としての使用額が次年度に生じた。 平成30年度では、この使用額を用いて他の国際学会にて成果報告を行い、国際紙に投稿を行う予定である。
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