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2023 年度 研究成果報告書

15~17世紀における日本の海外貿易と国内経済との連関の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K13534
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 日本史
研究機関国際基督教大学

研究代表者

OLAH Csaba  国際基督教大学, 教養学部, 上級准教授 (70646380)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワード入明記 / 唐物 / 遣明船貿易
研究成果の概要

本研究では、中世日本の海外貿易の実態を「国内経済との連関」という切り口で解明することを目的とし、モノ(輸入・輸出品)の流通・消費・調達と商業環境を解明し、海外貿易に携わる人と組織及びその活動の実態究明を行い、輸入品の国内流通・消費の再検討とともに、日本人の中国における商業活動についても実証した。それにより、これまで漠然としたイメージしかなかった中世日本の対外貿易と国内経済との連関、つまり中世日本海外貿易の経済基盤について明らかになった。

自由記述の分野

日本対外関係史

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の研究では、中世日本の海外貿易とその背後にある国内の経済基盤の実態を系統的に究明することがなく、海外貿易と国内経済の研究が平行線をたどってきたが、本研究は、海外貿易の国内経済基盤に着目し、海外貿易の背後にある経済環境をより立体的に把握し、実証研究と理論構築に基づいて、これまでに個別に議論が行われてきた海外貿易史研究と中世経済史研究分野の共通の議論に向けて新たな問題提起と理論を提示することも学術的意義といえる。教育現場において、中世日本の歴史を語る際、海外と国内の視点から同時に検討するということに、本研究がつながることが社会的意義として期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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