| 研究課題/領域番号 |
17K13581
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| 研究種目 |
若手研究(B)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 研究分野 |
人文地理学
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| 研究機関 | 関西学院大学 (2022)
琉球大学 (2017-2021) |
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研究代表者 |
花木 宏直 関西学院大学, 文学部, 准教授 (80712041)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | 移民 / 沖縄 / 寄留商人 / 斡旋 / 土地整理事業 / 門中 / 越境的拡大 |
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| 研究成果の概要 |
本研究は沖縄県出身移民を事例に、近代以降に移民送出に至った歴史的経緯と、移民を介した移住先と出身地との関わり、移民送出に伴う出身地の変容を検討した。その結果、沖縄県外出身者による移民斡旋や、土地整理事業に伴う社会関係の再編が移民送出の要因となったことが明らかになった。また、家産の相続や祖先祭祀の実施をはじめ、移住先と出身地が一体となった家族・親族関係が維持されていたことが明らかになった。
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| 自由記述の分野 |
人文地理学
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、まず、近代の沖縄県出身移民を対象として、移住に至った要因から移住先での居住地や職業の変化、出身地との関わりまで、彼らの動向の全体像を把握したことにある。次に、移住に至った要因について、既存研究で注目されてきた沖縄県出身者にとどまらず、寄留商人をはじめ沖縄県外出身者の役割に注目したことにある。続いて、移住先と出身地との関わりについて、移住後も出身地との関係を維持し、越境的な社会関係が構築されていた様子をみいだしたことにある。本研究を通じて、移民を出身地の社会関係の越境的拡大の中に捉え直すという、新たな知見を提供した。
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