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2021 年度 実施状況報告書

アンデスにおける聖人信仰の展開に関する人類学的研究-聖像の所有と継承に注目して

研究課題

研究課題/領域番号 17K13594
研究機関国立民族学博物館

研究代表者

八木 百合子  国立民族学博物館, グローバル現象研究部, 助教 (80622133)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワードアンデス / ペルー / キリスト教 / 聖人信仰 / モノ研究 / 物質文化 / 聖像 / 継承
研究実績の概要

本年度は最終成果となる論文集の刊行に向けた準備をおこなったほか、本研究に関連して実施した研究企画に関する成果を公表した。
(1)本研究課題に関して組織した共同研究「モノをとおしてみる現代の宗教的世界の諸相」の成果の一環として『季刊民族学』に連載してきた「モノからみた宗教の世界」(全10回)の監修を終えた。
(2)2018年に本研究課題に関連する研究として公募採択されたDiPLAS(地域研究画像デジタルライブラリ)のデータベースの構築が完了し、約6000枚におよぶアンデスの民族学関連の画像を一般公開した。
(3)2019年に開催した国際シンポジウムに関するスペイン語の論文集Etnografia Andina: Recorrido y Valoracion Culturalの編集作業を終えた。本論文集は、ペルーを中心とする中央アンデス地帯をフィールドとする国内外の研究者による研究成果をまとめたものである。アンデス高地の農村、牧畜社会、宗教的世界観や民衆芸術などのテーマを扱っており、いずれも民族学的研究として学術的価値の高い研究となっている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

COVID-19の感染拡大により、現地への渡航が不可能であったため、予定していた最終データの収集に遅れが生じている。他方、既存のデータをもとに分析と予備的考察をおこなったほか、次年度に刊行予定の最終成果論集の取りまとめ作業の一部をすすめることができた。

今後の研究の推進方策

海外渡航が可能になった段階で、現地において補足的な情報収集をおこない、年度内に最終成果論文の執筆・編集を終える。

次年度使用額が生じた理由

COVID-19の感染拡大により予定していた海外渡航が延期となったため。次年度に繰り越された経費については、現地調査費用として使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] La representacion historica plasmada en el arte popular peruano: retablos basados en la cronica de Guaman Poma2022

    • 著者名/発表者名
      Yuriko Yagi
    • 雑誌名

      Etnografia Andina : Recorrido y Valoracion Cultural (Senri Ethnological Studies)

      巻: 111 ページ: 177-221

    • 査読あり
  • [備考] 藤井龍彦「アンデス民族・考古学調査写真」コレクション

    • URL

      https://diplas.minpaku.ac.jp/collection/mdl2018a02/

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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