研究課題
若手研究(B)
「民法改正と売買における契約不適合給付」に関する研究を行った。この研究では、2017年5月に改正された民法の「売買」の領域で議論のある問題について理論的観点から研究を行った。この研究では、①「契約不適合」の意義、②「買主の追完請求権の法的性質」、および、③「売主の追完利益の保障」の意義という3つの観点から検討を行い、それぞれの問題に対する解釈論の提示を試みた。
民法
売買において契約不適合の物の引渡しがある場合の売主の責任と買主の権利について研究を行った。その内容は、拙著『民法改正と売買における契約不適合給付』(法律文化社、2020年)にまとめられている。今後、民法の教科書等を通じて本研究の成果を一般市民にも分かりやすく伝えていくことで、社会的意義のある貢献をしたいと考えている。