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2022 年度 研究成果報告書

規制緩和と貿易自由化の相互作用がマクロ経済に与える定量的インパクト

研究課題

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研究課題/領域番号 17K13732
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 経済政策
研究機関九州大学

研究代表者

村尾 徹士  九州大学, 経済学研究院, 准教授 (00645004)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード貿易自由化 / 経済集積 / 厚生評価 / 動学的一般均衡モデル
研究成果の概要

研究1について:グローバル化の度合いと賃金決定メカニズムの2点について異なる国々が大規模なマクロ経済ショックに直面した場合の経済格差の時間発展をシミュレートすることで,「経済格差の国ごとの動向の違いがなぜ生じるか」を解明する.研究2について:「公衆衛生インフラストックの蓄積水準」と「経済集積/グローバル化の程度」のタプルを厚生評価するためのフレームワークを構築し,経済集積とグローバル化が現状の公衆衛生インフラストックの蓄積水準から見て過大となってはいないか(もしくは現状の経済活動の集積とグローバル化の程度からみて公衆衛生インフラストックの蓄積水準が過少となってはいないか)を定量的に判断する.

自由記述の分野

マクロ経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究1について:賃金決定メカニズムは国ごとに大きく異なること,およびマクロ経済調整のスピードはその経済において支配的な賃金決定メカニズムに依存して異なることの2点から,グローバル化に加えて賃金決定メカニズムを考慮に入れることによって「大規模ショックに対する経済格差の動向が国ごとになぜ違うか」が理解可能となる.研究2について:「経済活動の集積/グローバル化の恩恵を十分に享受するには公衆衛生に資する物理インフラや知識資本への投資も平時からバランスよく行っておく必要がある」という観点から現実経済を評価するためのフレームワークを開発することは,政策ツールの拡充という点で一定の意義を有すると考える.

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公開日: 2024-01-30  

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