研究課題/領域番号 |
17K13742
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
西立野 修平 関西学院大学, 総合政策学部, 准教授 (20734007)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 自動車部品取引のサバイバル分析 |
研究実績の概要 |
2018年度の研究課題は、(1)初期の分析結果の頑健性と(2)参入形態の影響を検証することであった。(1)については、計画通り、サンプルを自動車メーカー別と部品の種類別に分け、初期の分析結果に対するSensitivity analysis を行った。その結果、初期の分析で得られた結果の頑健性が確認できた。(2)については、取引の参入形態を考慮するため、市場レベルから取引レベルの被説明変数に変更して分析を行った。ここでの参入に関する変数は、2 値変数(新しい取引=1、既存の取引=0)とした。(1)と(2)を踏まえて、論文の執筆を開始したところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2018年度の研究課題は、(1)初期の分析結果の頑健性と(2)参入形態の影響を検証することであった。研究実績の概要で書いたように、研究はおおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
今後、研究課題"Suppliers' association and duration of new transaction: Evidence from Japanese automobile industry"については、統計分析の精度を高める必要がある。「識別問題」に対する考察、結果の頑健性、treatment effectsの異質性に関して重点的に分析を進める予定である。加えて、先行研究との関連と政策的含意について考察を深めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
データセットの構築に、予想以上の費用が必要であったため。
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