研究課題/領域番号 |
17K13783
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
閔 廷媛 上智大学, 経済学部, 准教授 (30632872)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 組織危機 / 組織学習 / 世界原子力発電所 |
研究実績の概要 |
"若手研究B基金(平成29年~平成32年):なぜ組織事故は繰り返されるか:失敗からの学習の動学的分析"の研究プロジェクトを行うことで,以下の1件の実証論文の作成によるジャーナル掲載,国内外学会参加及び発表,セミナー参加とデータベース購入などを行うことができた。 第1に,実証論文の「Learning from multiple failures: Evidence from figure skating competitions」を作成し,2019年4月にSophia Economic Reviewに出版することができた。 第2に,big dataや地理情報を利用したデータ分析を行うためのソフトウェアの購入,機械学習などの分析方法を学ぶためのセミナー参加などが可能であった。これらを通じ,本研究プロジェクトにおける新しい研究手法の導入だけではなく,今後の新しい研究を行うための準備にも役に立ったと考える。 最後に,本研究基金からの支援を受けることにより,2019年度アジア経営学会(Asia Academy of Management Conference),日本行動計量学会第47回大会,The EGOS and Organization Studies Kyoto Workshop 2019などで研究報告を行うことができた。これらの参加により,参加者の方から今後の研究に必要となる貴重なアドバイスを得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
前年度に検証した仮説と検証を基に,論文のドラフトを書くことができた。 また,その内容を国際学会で発表することで,有益なアドバイスをいただくことができた。
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今後の研究の推進方策 |
今年の主要な推進計画として、まず、現在作成したドラフトをさらに修正し,国内外の研究会や学会を通じて発表する予定である。また,修正した論文を海外ジャーナルに投稿したいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
海外学会旅費は他の補助を受けることができ、英語の校閲は学内予算から支出することが出来たため、次年度使用額が生じた。 2020年度に英文校閲、または、本研究プロジェクトを進めるために必要なデータ購入やソフト購入に使用する予定である。
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