ネット通販の配送施策をまとめ、配送サービスに応じた配送料金の設定とそれに応じた消費者の選択行動を評価する仕組みを構築した。また、時間と共に商品価値の低下を示す「陳腐化」の理論も援用して、ネット通販における時間に関する費用の概念についての整理を行った。また、各施策の導入による社会的な費用と便益変化する要因についても整理を行った。 そのうえで、各種報道や既存文献の推計データを参照しつつ、消費者への配送サービス需要に関するアンケート調査を行った。その結果、宅配ロッカーやコンビニ受け取りといった消費者の「賢い受け取り方選択」が促進されている状を確認した。
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