4年間に渡って、私は金融危機における会計情報の変容と市場の論理に関して総合的に研究を進めてきた。1つ目の研究結果として、金融危機において投資家の意思決定モデルが変化することを発見した。結果的に、利益資本化モデルにもとづく回帰モデルのパラメータが大きな欠落変数バイアスを有しうることを明らかにした。2つ目の研究結果として、産業特性による会計数値への影響である産業効果および推定におけるコントロール方法である産業ダミーの効果を検証した。その結果として、資本市場に基づく会計研究では会計数値は産業特性によるバイアスを受けていることを明らかにした。
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