本研究の目的は、中山間地域のなかでも地域特性に差があるのか明らかにして、その地域特性を勘案した支援のあり方を模索することである。調査項目は、ソーシャルキャピタル尺度を構成する市民参加、社会的凝集性、互酬性および健康感等である。調査対象地域は、調査協力を得ることができた高知県の5市町村である。調査対象者は、75歳以上の高齢者である。調査方法は、質問票を用いた量的調査である。。調査の結果、5市町村のなかでも得点に差があることが明らかとなった。同じ中山間地域と一括りにせず、地域特性について詳細にアセスメントする必要があること等が明らかになった。
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