市民の発達障害理解を促す教育や啓発については、効果的なモデルの開発が十分に進んでいるとは言いがたい状況にある。その中で特に、実際の援助や配慮につながるために、市民に何をどのように伝えればよいかについては、合理的配慮が積極的にとられる環境を実現するために、検討を進めるべき段階にある。本研究では、発達障害理解教育の実践と効果検証を行っており、教育モデルの開発への歩みを進めることができた。ただし、COVID-19の流行により教育実践を十分に重ねることはできなかった。そのため、今後も継続して教育の実践と効果検証を積み重ね、教育モデルの開発につなげていく必要がある。
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