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2021 年度 実績報告書

高不安者におけるマインドワンダリング

研究課題

研究課題/領域番号 17K13932
研究機関帝京大学

研究代表者

飯島 雄大  帝京大学, 文学部, 講師 (60711398)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワードマインドワンダリング / 不安
研究実績の概要

本研究では、心配が発生するメカニズムとして、心配が自己の内部から生成され、繰り返し脳裏に侵入してしまう事を考慮に入れ、なぜ自己の内部に乗じた思考に意識が向いてしまうのかを焦点に検討を行っている。具体的には、高不安者において、外部環境や現在の活動とは関係ないことについて考えてしまう現象であるマインドワンダリングがどのように発生しているのか、その認知・感情的な性質について検討を行っている。2021年度は、研究1として高不安者のマインドワンダリングにおける認知的要求度の影響について検討を行っている。前年度より実験環境を整備し、12名を対象に予備実験を実施した。予備実験では、単純なGo/No-Go課題である持続的注意課題を実施し、その最中のマインドワンダリングについて測定を行った。持続的注意課題では、ターゲットの呈示時間および頻度により3段階の難易度を設定していた。しかし課題の難易度が高いためか、先行研究や過去のデータで示されているよりも正答率が低いという結果が得られた。よって、課題の難易度を再度調整する必要があると考えられ、引き続き課題の調整を進めている。
研究1と並行して、前年度までに得られたデータについて解析を進めている。研究2として、日常生活におけるマインドワンダリングに付随する感情の変化について検討を行っている。前年度までに延べ65名が携帯電話を用いた7日間の経験サンプリングによる調査に参加し、データが得られた。引き続きデータの分析を進めるとともに、得られた結果を論文として公表するための準備を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 摂食行動を喚起するネガティブ感情の特定とその変化の仕方の検討2021

    • 著者名/発表者名
      井上 のどか, 飯島 雄大
    • 学会等名
      日本心理学会第85回大会

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公開日: 2022-12-28  

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