研究課題/領域番号 |
17K13933
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
田中 恒彦 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (60589084)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ペリネイタル・ロス / うつ / 事例研究 |
研究実績の概要 |
研究目的はペリネイタル・ロスのケアに関する前向き調査を含めた精度の高い実態調査を行うことと,本人と家族に対する支援プログラムを作成することである。本年度は,海外の文献研究と,事例研究を行った。 1.文献研究 ペリネイタル・ロスのケアに関する海外の研究を調査し,システマティックレビューを行いつつ,我が国と海外のケアの実態の差について検討を行った。2008年以降に報告された83報の論文のうちメンタルヘルスケアについて主題として取り上げられていた67件の文献について精読し検討を行った。メンタルヘルスケアについてはランダム化比較試験などの報告は少なく,コホート研究や前後比較についての研究が中心を占めていた。また,脆弱性因子についての研究なども行われていた。 2.事例研究 遷延したうつ病の背景にペリネイタル・ロスが関与していた事例について,実践過程を振り返り事例研究を行った。また,夫婦で早期来談された事例についても事例研究を行った。 3.前方視的調査体制の構築 滋賀医科大学精神科,新潟大学産婦人科などと前向き研究を行うための準備を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
後方視的研究のための患者会へのアクセスとウェブ調査についての準備が遅れており,未だ着手に至っていない。 すでに質問項目などは定まっているため,早急にウェブ調査を実施できる体制を整え,前方視的調査のための準備を整える。
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今後の研究の推進方策 |
協力組織の力も借りて速やかに前方視的調査を開始する。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度に使用予定であった人件費などが研究の遅れから使用されなかったため。
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