| 研究課題/領域番号 |
17K13935
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| 研究機関 | 名古屋大学 |
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研究代表者 |
山内 星子 名古屋大学, 学生相談総合センター, 助教 (00608961)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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| キーワード | 発達障害 / 自閉スペクトラム症 / 能力発揮促進型支援 / 大学院生 |
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| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、発達障害あるいは発達障害傾向のある大学院生がよりよく能力を発揮するための支援体制をエビデンスに基づいて構築すること、および、そのための実証的データ収集である。
平成30年度は、平成29年度に収集したデータの分析、および、さらなるデータの蓄積として、３つ目の調査を開始した。
まず、平成29年度に行った発達障害傾向と社会的成功との関連およびそれに寄与する要因についての調査を分析した結果、発達障害傾向が高く社会的成功度の高い群が一定数存在すること、また、それに寄与するいくつかの要因が明らかになった。この結果を、発達障害傾向のある大学院生の支援プログラムに組み込めるよう、検討を継続中である。
また、３つ目の調査では、大学院において研究を遂行する大学院生を対象に、発達障害傾向と研究状況、研究に対する能力発揮を促進する要因を探る調査を開始した。現在、データを蓄積中である。
加えて、従来国内の大学において行われてきた学生への支援のあり方について、過去の来談統計を元にまとめなおし、学会にて発表を行った。新たなプログラム策定への基礎資料とする予定である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
代表者の産前産後休業、育児休業取得（約10ヶ月間）による研究の遅れが生じている。
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| 今後の研究の推進方策 |
これまでに行った３つの調査の結果を元に、縦断的調査に向けて対象者を策定し、インタビュー調査を行う。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
代表者の産前産後休業、育児休業により計画に遅れが生じたため。2019年度は、インタビュー等を行うため、謝礼、旅費、データ整理のための経費に使用する。また、成果発表のための旅費も使用する。
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