児童自立支援施設では、発達障害やトラウマを抱える子どもたちが多いことが知られていて、施設処遇だけでなく、施設退所後の支援についても大きな課題を伴うことが指摘されている。本研究においては、当初は施設退所後のアフターケアのプログラムの開発を核としていたが、Civid-19の影響により,研究目的を期間内に達成できなかった。代替として、施設職員へのアンケートからアフターケアの実際と課題について検討した。結果,施設ごとに児童の入所人数や支援形態が異なるために,アフターケアについても施設によっては,十分に機能していないことが示唆された。国や自治体による抜本的なサポートの必要性が改めて明らかとなった。
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