研究課題/領域番号 |
17K13945
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研究機関 | 東北福祉大学 |
研究代表者 |
平泉 拓 東北福祉大学, 総合福祉学部, 助教 (00760828)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 遠隔心理療法 / e-learning |
研究実績の概要 |
3年目は、(a)効果研究およびプロセス研究を行うためのデータ収集を行い,また,(b)遠隔心理療法によるうつ病予防プログラム開発に不可欠なコンテンツを用いた介入を行った。前者については, 介護従事者や介護者以外の対象者を含めてテスト事例を収集し,288ケースのデータを検討した。後者については,e-learningと遠隔心理療法の接続,すなわちe-learningシステムの学習者が必要に応じて遠隔心理療法を受けることができるシステムを開発し,e-learningを用いた介入データの蓄積を進めた。また,心理療法においてはダイアローグ性の測定がプロセス評価の鍵概念の一つであるとの考えに基づき,最終年度の調査を見据えて,ダイアローグ性の測定尺度にも着手した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
3年目は効果測定およびプロセス研究のサンプリングを継続し,成果物の投稿を進める予定であったが,データ蓄積および解析に時間を要したため,成果物の投稿は次年度に持ち越すこととなった。
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今後の研究の推進方策 |
1事例の綿密な介入研究,成果物の投稿を進める。本研究からの展開を想定し,介護従事者(施設),就労移行支援利用者等への応用可能性,ダイアローグ性に着目したプロセス評価も引き続き検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
追加調査,論文執筆投稿,消耗品にかかる経費として積み残したことから,最終年度はこれらの目的のために経費を使用する計画である。
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