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2020 年度 実績報告書

オランダにおけるオルタナティブスクールの教育評価と質の維持・改善

研究課題

研究課題/領域番号 17K13982
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

奥村 好美  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (30758991)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードオランダの教育 / オルタナティブスクール / 教育評価 / 学校改善
研究実績の概要

本研究は、オランダのオルタナティブスクールを中心として取り上げることで、授業・カリキュラム・学校レベルをつなぐ教育評価や質の維持・改善方策を見出すことを目的としている。令和2年度は、新型コロナウイルスの影響により、オランダを訪れることはかなわなかったが、これまでに収集してきた資料等をもとにして、主として次のことに取り組んだ。

1つ目は、オランダのモンテッソーリスクールの教育の質の評価に関する研究である。具体的には、オランダモンテッソーリ教育協会が、公教育としての質を満たすことに努めながら、いかにモンテッソーリ教育としての質を評価し、その質を維持・改善しようとしているかについて検討を行った。その際、オランダモンテッソーリ教育協会が実施する学校評価である訪問視察や、そこで評価される授業レベルでの子どもの学習の評価等に焦点を当てた。この成果については学会発表を行った。今後学術論文として刊行する予定である。
2つ目は、オランダの教育評価に関する本研究知見をもとに、オランダの教育評価制度について、その特徴を整理した。
3つ目は、本研究を通じて得られたオランダの教育に関する総合的な知見をもとに、書籍等でオランダの教育に関して発信してきたことである。具体的には、オランダの憲法で保障されている「教育の自由」や、オランダのカリキュラムの特徴を概説した上で1つの例としてイエナプラン教育について紹介したり、オランダの中等教育修了資格試験の特徴を整理した上で、それがどのようにオランダで受け止められているのかについて検討を行ったりしたことなどがあげられる。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (1件) 図書 (4件)

  • [学会発表] オランダにおけるモンテッソーリスクールの教育の質の評価2020

    • 著者名/発表者名
      奥村好美
    • 学会等名
      教育目標・評価学会
  • [図書] よくわかる教育評価 第3版2021

    • 著者名/発表者名
      田中耕治編著、奥村好美、他22名
    • 総ページ数
      263
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • ISBN
      9784623091645
  • [図書] 変動する大学入試―資格か選抜か ヨーロッパと日本2020

    • 著者名/発表者名
      伊藤実歩子編著、奥村好美、他9名
    • 総ページ数
      278
    • 出版者
      大修館書店
    • ISBN
      9784469222722
  • [図書] 学びをめぐる多様性と授業・学校づくり2020

    • 著者名/発表者名
      宇野宏幸、一般社団法人日本LD学会第29回大会実行委員会編、奥村好美、他13名
    • 総ページ数
      142
    • 出版者
      金子書房
    • ISBN
      9784760834211
  • [図書] (シリーズ・人間教育の探究②)人間教育をめざしたカリキュラム創造―「ひと」を教え育てる教育をつくる2020

    • 著者名/発表者名
      梶田叡一、浅田匡、古川治監修、古川治、矢野裕俊編著、奥村好美、他12名
    • 総ページ数
      270
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • ISBN
      9784623088447

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公開日: 2021-12-27  

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