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2017 年度 実施状況報告書

就学前期における折り紙構成遊びの教育的効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K13983
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

細谷 里香  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (20634984)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード折り紙 / 幼児 / 発達
研究実績の概要

折り紙は日本においては、フレーベルの幼児教育理論を導入した頃から保育教材として馴染みの深いものであり、折り紙遊びの歴史や幼児教育における位置づけなどを論じた先行研究は複数存在する(五十嵐,2012; 福井, 2003)。しかし、子どもの折り紙技術の発達についての実証的な研究は筆者が知る限りほとんどない。一方、現場においては、幼児の能力の個人差に合わせて折り紙を指導することの難しさが指摘されている(岩瀬, 2010)。本研究は幼児期の折り紙構成能力の発達の様相を明らかにし、折り紙遊びの援助の方法や教育的効果を検討することを目的としたものである。
折り紙遊びは空間的思考力を用いるとともに(Taylor, 2013)、微細な操作能力も必要とされる(奥住他, 2007)。三角折りなどの折り技術の正確性については、筆者の研究により、3歳児から5歳児までを対象として検討したところ、3歳児から4歳児の間で大きく向上することが見出されている。折り技術の正確性も含め、折り紙構成能力の発達の様相を明らかにするためには、その能力を測る課題を作成することが必要となるが、当該年度においては、筆者の妊娠に伴う状況変化により、実験参加者を募って検討を行う予備的研究は実施できなかった。当該年度は、空間的認知能力および空間的思考力の発達に関する文献や折り紙教本より、実験に用いる課題を検討し、今後、実験参加者を募ってデータを取得するための準備を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究者の妊娠に伴い、状況の変化があったため。

今後の研究の推進方策

産前産後の休暇および育児休業の取得に伴い、研究を一時中断し、補助事業期間の延長申請をした。研究再開後、研究参加者を募り、折り紙構成能力の発達の様相を検討する予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究者の妊娠・出産に伴い、研究が中断されたため。研究再開後、実験遂行や分析のため研究費を使用する予定である。

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公開日: 2018-12-17  

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