まず学校財務と学校自治をめぐる先行研究を踏まえ、あるべき学校財務実践がどのように捉えられてきたのかを明らかにした。次に、学校財務評価制度や実践についてまとめ、学校財務評価実践のモデル化を行った。予算・財務計画(Plan)―予算執行(Do)―決算・財務実践総括(Check)の各段階に対し評価を行うことで、財務実践全体をより自律的なものに改善していくことができる。 さらに、学校財務に関わる実践と制度についての学校事務職員を対象とする全国オンラインアンケート調査を行い、上記モデルの実現状況を明らかにした。また、学校財務評価・実践の対象であり、これの背景である保護者の私費負担の状況を書籍化した。
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