保育士の多くがワークライフバランスに不安を抱えていること、そして、その解決策を親族等のサポートに求めざるを得ない現状が明らかとなった。保育士の労働は、親族等のサポートと切り離せない現状にあると言わざるをえない状況にあり、特に若い世代ほど、「将来、親族等のサポートを受けられる地域で働きたい」と答えており、保育士の早期離職への一因となっている。 また、若い保育士が、結婚や育児を中心としたライフステージの変化に伴い、「離職すること」や「職業を再選択すること」にもつながっており、保育所内の努力に依拠するような「魅力ある保育職場づくり」だけでは早期離職の防止には不十分である可能性が示唆された。
|