• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実績報告書

通常の学校の特別支援教育コーディネーターの専任化に伴う業務課題の変容

研究課題

研究課題/領域番号 17K14070
研究機関山口大学

研究代表者

宮木 秀雄  山口大学, 教育学部, 講師 (30710785)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード特別支援教育コーディネーター / 専任化 / 業務課題
研究実績の概要

本研究の目的は、通常の学校の特別支援教育コーディネーターの専任化によりコーディネーターの業務課題がどのように変容するのかについて量的検討と質的検討を通して明らかにするとともに、コーディネーターの専任化に伴うメリットとデメリットの両面について検討することであった。
2019年度は、2017年度に行った質問紙調査による量的検討の結果を再整理し、その成果を特殊教育学研究(第56巻第5号)において公表した。その中で、①校種に関係なく、兼任のコーディネーターに比べて専任のコーディネーターの方が、他の教職員とのコミュニケーションや子どもの実態把握・情報収集を頻繁に行っていること、②個別指導に傾倒してしまう専任のコーディネーターは現在のところそれほど多くはないこと、③専任のコーディネーターと兼任のコーディネーターで業務負担に差はないこと、④専任のコーディネーターと兼任のコーディネーターで自身の専門性に対する評価に差はないことを示した。一方で、コーディネーターの担当授業時数や他の校務分掌、部活動の顧問等に対するいわゆる「一定の配慮」の影響について検討すること、特定のコーディネーターについて、兼任だった時期と専任になった時期とで業務内容や業務課題がどのように変容したかを調査するなど、変容を追うような縦断的な検討をすることが課題として残された。
また、量的検討と質的検討の結果を合わせ、調査結果報告書を作成し、調査対象校に結果のフィードバックを行った。特に、コーディネーターの専任化に伴うメリットとデメリットおよび今後の課題について報告した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 通常の学校の専任と兼任の特別支援教育コーディネーターの比較調査 ー業務内容と業務課題に着目してー2019

    • 著者名/発表者名
      宮木秀雄
    • 雑誌名

      特殊教育学研究

      巻: 56 ページ: 269~279

    • DOI

      https://doi.org/10.6033/tokkyou.56.269

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi