フォノニック構造(異種弾性材料を周期的に配置いた人工材料)の新規開発とその応用に関する研究が広く行われている。微細加工技術の発達に伴いマイクロ・ナノメートルスケールの周期長を有する微細フォノニック結晶も実現可能となってきた。微細化により、従来から考えられてきた制振・防音のみならず、自然界の材料では実現し得ない振動・音波制御が可能になる。本研究では、微細フォノニック構造の応用範囲の拡大を目指し、その最適設計法に関する研究を行った。具体的には、所望の分散関係を持つ周期構造、これを利用した新奇デバイスのトポロジー最適化法を開発し、その有効性を確認した。
|