NIST SP800-22やTestU01の検定を検証する際、三重検定と呼ばれる手法を使い、多数の検定から問題のあるもののみを抽出した。三重検定は計算機で自動的に問題のある検定のみを抽出できる利点があり、特に無謬と考えられていたTestU01を効率的に修正できた。 xorshift128+は現在最も広く利用されている擬似乱数生成法である。しかし、3次元的に可視化可能であるという極めて劣悪な欠陥があることが初等的な手法で証明できた。これは理論的な最適化を怠ったことに原因があり、今後の擬似乱数研究においても統計手法にのみ依存する設計が極めて危険であることを明らかにした。
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