研究課題/領域番号 |
17K14239
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
野口 健太 東京理科大学, 理工学部情報科学科, 講師 (50748613)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | グラフ理論 / 閉曲面 / グラフ彩色 |
研究実績の概要 |
2020年度は本研究課題の最終年度であるため、これまでの研究のまとめに入る予定であった。ところが新型コロナウイルスの影響により研究に様々な支障が生じ、思うように研究が進まなかった部分も多い。 まず2020年7月にスロベニアにて行われる予定であった国際研究集会「8th European Congress of Mathematicians」が延期となり、そこで予定していた発表や情報交換を行うことができなかった。約1年後の2021年6月に開催予定だが、オンラインでの開催となり情報交換を満足に行うことができないことが予想され残念である。 また国内の学会や研究集会も中止や延期が相次いだ。発表は計2回(日本数学会2020年度秋季総合分科会、第32回位相幾何学的グラフ理論研究集会)行ったが、こちらも情報交換を満足に行うことはできなかった。 さらに所属機関では新型コロナウイルスにより生じた諸々の問題の対応に追われ、研究時間の確保がほとんどできず、研究の進展は鈍かった。 論文については執筆は進まなかったが、単著が1本学術誌「Discrete Applied Mathematics」に掲載され、共著が1本学術誌「Graphs and Combinatorics」に採録決定となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルスによる影響で、研究時間の確保や情報交換を十分に行うことができなかったためである。研究期間は2020年度が最終年度であったが、科研費補助事業期間延長を申し出て期間を1年間延長した。
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今後の研究の推進方策 |
2019年度に記載したものとほぼ同様である。ただし2020年度も新型コロナウイルスによる影響が続き見通しが立たない部分があるため、計画の変更を余儀なくされる可能性もある。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルスの影響により研究がほとんど進展しなかったためである。とくに経費の大部分を旅費に充てていたが、国外・国内ともに予定した出張を1回も行うことができなかった。
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