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2019 年度 研究成果報告書

塩基駆動型原子価互変異性を示すピリジルアミン系金属錯体の開発と応用

研究課題

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研究課題/領域番号 17K14456
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 無機化学
研究機関筑波大学

研究代表者

小谷 弘明  筑波大学, 数理物質系, 助教 (10610743)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード酸化還元活性 / 脱プロトン化 / 分子内電子移動 / コバルト錯体
研究成果の概要

酸化還元活性と高いルイス酸性を示すCo(III)イオンとTPA配位子を組み合わせることにより、TPA配位子の脱プロトン化をトリガーとした分子内電子移動の発現とラジカルカップリング反応の進行を見出した。また、1,3-ジケトナト補助配位子の2位に導入した置換基により、Co(III)イオンの還元電位を変化させることで、脱プロトン化錯体における脱プロトン化TPA配位子からCo(III)イオンへの分子内電子移動の制御に成功した。

自由記述の分野

錯体化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

外部刺激の1つである酸塩基反応(pH変化)によるコバルト錯体の分子内電子移動の制御に成功した。つまり、金属中心であるCo(III)イオンのルイス酸性により脱プロトン化した支持配位子が生成し、その脱プロトン化配位子から酸化還元活性なCo(III)イオンへの分子内電子移動によりCo(II)配位子ラジカル錯体が生成する。こうした酸塩基反応をトリガーとした分子内電子移動の制御により、多彩な電子状態の発現が可能となる。

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公開日: 2021-02-19  

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