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2019 年度 研究成果報告書

細胞内外で活性をスイッチする機能性核酸のIn-cell NMR法等を用いた創製

研究課題

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研究課題/領域番号 17K14515
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 生体関連化学
研究機関京都大学

研究代表者

山置 佑大  京都大学, エネルギー理工学研究所, 研究員 (00778095)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードin-cell NMR / 四重鎖核酸 / リボザイム / アプタマー / カリウムイオン
研究成果の概要

カリウムイオン濃度の違いを感知し自身の活性をオン/オフする機能性核酸は細胞内外で活性を自律的にスイッチする新規機能性核酸と成り得る。我々はGGAが繰り返す四重鎖構造形成配列を機能性RNAであるアプタマーと組み合わせることでカリウムイオン応答性アプタマーを開発した。さらに機能性RNAの構造やダイナミクスをこれらの分子が働く場所である生きた細胞内で観測するためにヒト生細胞を用いた核酸のin-cell NMR測定の手法を確立した。これによりヒト生細胞内核酸の構造情報を得ることに成功した。

自由記述の分野

構造生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

カリウムイオン濃度を感知して細胞内に取り込まれた時のみ活性がオンになる新規機能性RNA分子は細胞内分子を標的とする核酸医薬品および同分野で課題となっているドラッグデリバリーシステム開発の一助と成り得る。また、細胞内は試験管内環境とは異なり、様々な生体分子が密に詰まった分子混雑環境である。このような混雑環境中では核酸の挙動が試験管内環境とは異なる。本研究で確立したヒト細胞を用いた核酸のin-cell NMR法はこのような分子混雑環境下で核酸の挙動を詳細に調べる手法と成り得る。これは核酸の制御する様々な生命現象を調べるツールと成ることが期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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