本研究の目的である印刷線幅100 nm以下を実現するため、ナノインプリントで形成した表面微細構造に生じる毛細管力を利用したナノ印刷プロセスを開発した。その結果、印刷パターンとしては世界最小の80 nm線幅のパターンを印刷技術で形成することに成功した。これにより、近年注目されている印刷技術のエレクトロニクス応用のみならず、光学素子への新たな応用展開が見えてきた。実際に、ナノ印刷プロセスによるメタマテリアル光学素子を実証し、金属インクの焼成体でもメタマテリアルとしての光学特性が得られることを示した。
|