研究課題/領域番号 |
17K14582
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
高本 仁志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 主任研究員 (30613244)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | システムモデリング / 設計工学 / シミュレーション |
研究実績の概要 |
本研究は、人工知能など推論技術を適用した計算機援用設計技術を基礎として、様々な構成要素・物理法則を考慮しシステムの挙動を得るModelica技術と、システムが満たすべき機能という観点でユーザーニーズの論理構造を記述する機能モデリング技術とを統合し、これまでギアボックス等、構成要素の種類や支配的な物理法則が限定されたシステムの設計に特化したComputational Design Synthesis(CDS)の理論を拡張し、ハイブリッド自動車等の複雑なシステムの全体構成設計に適用可能なCDSを開発・体系化するものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本研究は2年で完了する計画であるが、この1年目において、本研究の実験環境と実験モデルの構築を行った。計画書の予定通り、電力供給システムをモデル例として、Modelicaによるシステム評価とその評価結果を踏まえた代替案生成方法を提案し、本研究の一年目の目的を達成できた。また、この結果は設計工学分野の国際ジャーナルとして評価を受けているJAMDSM誌に採択された。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度であるH30年度では、スマート製造システムを例として採用し、より広範は構成要素や物理現象、その他の知識表現を扱うためのCDSの拡張を試み、当該理論の適用範囲が広範であることを示し、当該理論の今後の研究の余地を広げる。
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