周波数シンセサイザの極低消費電力と低位相雑音の両立に研究の主眼を置く。DTC-based injection-lock PLLとSPD-based PLLを提案して実測した。実測結果を踏まえ、ロック範囲補正付きDTC-and-SPD-based fractional-N PLLを提案して試作した。2.8-ps rmsジッタと0.45-mW消費電力達成を見込んでおり、極低消費電力と低位相雑音の両立が可能とした。また、PLLの広帯域化と高速起動について考案して提案した。位相検出器とspur低減手法に関する新たな発想もでき、小面積ADCと低spur dual-loop PLLも開発した。
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