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2019 年度 研究成果報告書

無線分散ネットワークにおける結合振動子活用型チャネル選択に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K14686
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 通信・ネットワーク工学
研究機関東京都立産業技術高等専門学校

研究代表者

稲毛 契  東京都立産業技術高等専門学校, ものづくり工学科, 准教授 (80759506)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード無線通信 / 分散ネットワーク / チャネル割当 / 非線形振動子 / 引き込み減少
研究成果の概要

無線分散ネットワークの各端末が送信するビーコン送信タイミング決定に非線形振動子を用い、干渉関係にある端末が異なるグループに自動的に属する自律分散クラスタリングについて提案を行った。この手法は他端末から送信されたビーコンの受信タイミングと自身のビーコン送信タイミングとの差に応じて自身のビーコン周期を変更する引き込み現象を用いることで、干渉関係にある端末間のビーコン送信に位相差(時間差)を持たせ、それ以外の端末と位相(タイミング)が揃うようにすることができる。さらに仮想的なグローバル同期用の振動子ネットワークを構築し、外部に情報を集約する必要の無い自律分散チャネル割当を実現した。

自由記述の分野

無線通信

研究成果の学術的意義や社会的意義

情報化社会において、すでにインフラになりつつある無線ネットワークでは携帯電話の他に、公衆無線LANが大きな役割を果たしつつある。しかし無線LANは電波強度が強くても通信品質が低い場合が多くある。この原因の一つに、街中に多数設置された無線LAN基地局(アクセスポイント:AP)が使用するチャネルが適切に棲み分けられていないことが挙げられる。本研究の成果では、そのチャネル棲み分けをハードウェアの変更を必要とせずソフトウェアの動作変更のみで、制御するサーバなどを必要とせず、チャネル棲み分けを行うことができる。今後、無線通信量・端末数が増加していく将来においても効率的な通信を実現する一助となる。

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公開日: 2021-02-19  

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