本研究では、drive-by橋梁振動計測システムを開発することにより、drive-by橋梁異常検出とモード同定の実用性を示した。具体的な成果は下記の通りである。 1)drive-by手法向けの妥当な車両モデルを提案し、室内実験により検証した。2)フルスケールのトラクタ―トレーラー型のdrive-by計測システムを提案し、組み立てた。特に、トレーラーが自家製であり、車体の重量とサスペンションの剛性を調整することで、振動数をトラクタとした乗用車と共振しないようにより高い帯域に調整した。3)提案したdrive-by計測システムは、実鋼桁橋上でテストした。このシステムの特徴と制限は解明した。
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