研究課題
若手研究(B)
本研究課題では、(1)社会生活基本調査の匿名データを用い,外出同伴活動の実態と特徴を分析した。(2)独自調査を用い、首都圏におけるエゴセントリック社会的ネットワークを測定し、社会的ネットワーク及びネットワーク内のソーシャルインタラクションパターンの特徴を分析した。(3)ソーシャルインタラクションパターンの国際比較を行った。
土木計画学
従来の行動モデルでは個人の独立した意思決定のみを仮定しており、社会的ネットワーク内における他人との相互作用が意思決定にもたらす影響は考慮されてきていない。本研究課題では、社会的ネットワークの実態と特徴を分析し、ネットワーク内のソーシャルインタラクションパターに影響を及ぼす重要な要因を明らかにした。こういった要因を行動モデルに考慮することによる、(1)より現実的な行動の記述、(2)モデルの予測力、(3)政策の評価力、という三つの観点から、従前の交通行動モデルが改善されることが期待される。