衝撃負荷を受けた異種鋼板継手の接合界面付近の塑性エネルギー分布や温度場を3次元動的モデルで解析した。その結果,塑性仕事による発熱と温度上昇が接合界面付近で非対称に分布することを把握した。この解析の妥当性を明らかにするため,高速撮影可能な赤外線カメラを導入して高速変形中の異材接合部の温度上昇特性を計測し,数値解析モデルが実現象をよく再現していることを確認した。また,強度の異なる鋼を接合した継手のシャルピー衝撃特性に及ぼす強度差の影響をワイブル応力を媒体として評価する手法を構築し,その有効性を実験で検証した。
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