性周期に伴って変化するメスマウスの睡眠と神経活性の変化を調べた。メスマウスの性周期に伴う睡眠量の変化を測定し、神経活性を全脳レベルでモニターする系の確立を行った。細胞を自動で抽出し、複数の脳を比較するための解析プログラムを使用し、脳のどの部位の細胞が活性化しているか観察を行った。また、妊娠・出産に伴って変化する神経回路変化や活性変化についても調べた。トランスシナプス標識を用いて、母体の脳内を観察すると入力細胞数の変化する領域が見つかり、妊娠・出産に伴った神経回路の変化の一端を捉えることができた。ファイバーフォトメトリーを用いて、出産中や授乳中の神経活性を観察することができた。
|